3Cのワールドキャリアコースの授業「環境デザイン」の中で、
「オイスカ海岸林再生プロジェクト」特別講義を行いました。
プロジェクトの担当者であるオイスカ本部 普及啓発部長 吉田俊通氏が
講師として来校してくださいました。
【プロジェクトの概要】
東日本大震災による津波で、宮城県名取市の生活インフラである海岸林が
奪われました。NGOオイスカは、約100haの再生を目指し、
地元の被災農家の雇用を創出する「名取市海岸林再生の会」を支援。
2020年までにクロマツ植栽を完了させる長期プロジェクト事業で、
2033年まで除伐などの育林作業を行います。
吉田さんは、プロジェクト活動について、内容の濃いお話を
笑いも交えながら話してくださいました。生徒たちは、東北
被災地での教訓や復興状況、今後の海岸林管理の計画につい
ても話を聞くことができました。メモを取りながら興味深く
聞き入る様子が見られました。
吉田さんは、今後はこのプロジェクトのエッセンスを世界各国に
伝え、その仲間と共にEco-DRR(森林などの生態系を活用した防災・
減災)やSDGs達成への活動に活かしていくそうです。
※「海岸林再生プロジェクト」と吉田さんの活動については、
NGOオイスカが発行している2020年8月発行の「OISCA 」でも
紹介されています。