ドウマンガニ養殖研究

浜名湖でドウマンガニの養殖研究をしている

NPO法人「地域生物資源研究所」の理事長で

ある久保先生(静岡大学名誉教授)から、ドウ

マンガニの飼育をお手伝いさせていただきな

がらノウハウを学ばせていただいています。

先日、新聞でも取り上げらましたので、紹介

させていただきます。

□■□■■5月29日(火曜日) 静岡新聞  夕刊掲載■■□■□

5.29ドウマンガニ(静岡新聞夕刊)ー1

幻のカニ 量産挑戦  浜名湖・ノコギリガザミ

浜名湖では「幻のカニ」といわれるノコギリガザミ

(ドウマンガニ)の養殖研究を浜松市西区で続け

ているNPO法人「地域生物資源研究所」(理事長・

久保靖静岡大学名誉教授)が、大量生産に向けた

新たな取り組みを始めている。東南アジアでノコギ

リガザミの生息地となっているマングローブの植林、

育成活動を長年、浜名湖で行っているオイスカ高

(同市西区)の生徒も協力している。

           (浜松総局・駒木千尋)

 

養殖研究NPOとオイスカ高

生息環境再現し飼育

 新たな取り組みは、ふ化後の稚ガニ数千匹を

複数のネットに分けてマングローブのプールに沈

め、より生息地の自然に近い形で育てて大量生産

につなげる。ノコギリガザミは共食いする習性があ

るため、これまでは稚ガニを1匹ずつ個別の容器

で育てていた。そのため大量生産できず、1年間

の生産数は約500匹にとどまっていた。

 今後は稚ガニが共食いを始めるサイズに成長

するまでネットの中で育て、砂に潜る習性を身に

付けた時点で、浜名湖へ放流することも検討する

という。

 10年ほど前から同市西区雄踏町の養鰻(ようま

ん)施設跡地で養殖の研究を続ける久保理事長は、

マングローブ約200株を育成する約300平方㍍の

砂地のプールや親ガニ、稚ガニ用の水槽などをそ

ろえ、12年には種苗生産に成功した。

 同施設跡地では現在、体内に卵を持つとみられ

る2匹の親ガニを飼育中。オイスカ高の生徒も、ふ化

後に備え、定期的にプールのヘドロや藻の除去など

に当たっている。寺田良太郎校長は「関わった生徒

にも大きな財産になる」と話す。

 県水産技術研究所浜名湖分場の担当者によると、

ふ化の不安定さや共食いの習性から、養殖の難易度

は高いという。「大量生産に成功すればかなり珍しい。

種苗放流も有意義」と述べる。

 浜名湖のノコギリガザミの水揚げは減少傾向にあ

る。久保理事長は地域への貢献だけでなく、「東南

アジアでも減っている地域があるという。いずれは

ノウハウを伝えることができれば」と語る。

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