静岡新聞のコラム「紙面授業」に谷野先生が登場‼

オイスカ高校の社会科の谷野先生が静岡新聞の

コラム「紙面授業」で授業を展開しました!

※「紙面授業」とは、時事ニュースを切り口に、

中学・高校の先生が紙面上で授業を展開する

コーナーです。

 

□■□■■6月1日(土曜日) 静岡新聞  朝刊■■□■□

20190601矢野先生(静岡新聞掲載)

地理・歴史

文化財保護の意義

紙面授業 オイスカ高 谷野正成先生

 4月16日、フランスの有名な世界遺産であるノートルダム

大聖堂が火災に逢いました。新聞でも大きく取り上げられ、記

憶に新しいという方も多いのではないでしょうか。同じような

悲劇が日本でもあったことはご存じですか。

 1949年に法隆寺の金堂壁画が焼損するという出来事が起

きました。これを機に制定された法律が文化財保護法です。文

化財を傷つけるということは誰もが無意識にでもやってはいけ

ないということを理解しているでしょう。しかし、それが時と

して議論の対象になることがあります。

 沼津市の高尾山古墳の例を見ていきましょう。高尾山古墳は

3世紀前半から半ばにかけて造られた前方後円墳です。3世紀

前半から半ばというのは邪馬台国の女王卑弥呼が活躍をしてい

た時期と重なります。そんな時期の古墳が静岡県内にあるので

す。ただ、そのような高尾山古墳も取り壊すことが決まってい

た時期がありました。その理由は主要道路建設です。

 沼津市のホームページによれば、沼津南一色線という、国道

と国道を結ぶ道路であるということが説明されています。その

建設予定の道路が高尾山古墳と重なってしまったのです。これ

に対して、道路建設・古墳取り壊しを推進する団体と古墳の保

存を推進する団体が生まれ、活発に議論が行われました。この

議論は両方の団体の主張が通るように調整が行われています。

 今紹介した話は、文化財保護がより良い住民の生活と対立す

る例の一つです。本来、文化財は保護されるべきものですが、

過去の遺産を守るのか、それとも現代の暮らしを良くするのか、

あるいは両立する知恵を出すか、ぜひ皆さんも考えていただけ

たらと思います。

□■■□ □■■□ □■■□ □■■□ □■■□ □■■□