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校長先生のお話~11月のキーワードは「挑戦と思いやり」~


本日月曜日、放送による朝礼を行いました。
校長先生からは二十四節気について、「次の日曜日11月7日は二十四節気の『立冬(りっとう)』です。『立冬』は漢字の通り、冬の気配が感じられる時季を表す言葉でありますが、秋の深まりとともに銀杏の葉が黄色く色づき、紅葉も見ごろとなり、自然の景観の美しさを感じる時季でもあります」とお話がありました。

10月は「三つの挑戦」をキーワードとしてお話くださいました。今月は引き続き、さらなる挑戦に向けて頑張ってほしいとのお話しがあり、「独りよがりで自分だけ良ければよい…という勝手な挑戦では意味がありません。今月11月は『挑戦と思いやり』をキーワードとして皆さんにお願いしたいと思います」と生徒たちに呼びかけました。
生徒会が中心となって行った募金活動について触れられ、「母体である公益財団法人オイスカが、ミャンマーの人々を支援するために行った募金活動に協力してくれました。生徒会が中心となり、夏休み前と夏休み明けの2週間の募金活動を朝の登校時間帯に行ってくれました。皆さんの善意は大きな成果となり、合計33,213円の寄付を公益財団法人オイスカを通じてミャンマーに送ることができました。『思いやり』ある気持ちの行動が結実したひとつの成果を残してくれました。誠にありがとうございました。この思いやりある支援に対し、感謝状をいただいております。後ほど生徒会長にお渡ししますので、皆さんも確認をお願いします」と募金活動への感謝を生徒たちに伝えました。
「広い世界には、思わぬ災害や事態に直面し、困っている人々がたくさんいます。先輩たちが海外研修でお世話になっていたフィリピンのアブラ州では、10月に2つの台風が上陸し、洪水の被害に見舞われた。オイスカアブラ研修センターの周辺でも収穫を予定していた田んぼが被害を受けたり、家畜などの動物も大きな被害を受けたとのことです。先日、2年生は常葉大学の木村先生による『防災SDGs』の講演会を受けました。その資料の中に、世界で起こる自然災害と日本の災害を比較し、私たちは何ができるか考え行動することが大切であるという記載がありました。私たちオイスカ高等学校は、多文化共生の環境にある国際高等学校として、様々な人々と手を取り合い、その時の状況に応じた助け合いをする『思いやり』の精神をもとにした行動をとることがとても大切です。国際的な支援から身近な人々に対する日常の支援まで、今月は『思いやり』を持った行動として自分はどんなことができるのか考え意識して生活してみましょう。」
最後に宮沢賢治の言葉を取り上げられ、「宮沢賢治は、著書の中で『世界全体が幸福にならない限りは、個人の幸福はあり得ない』と述べています。自分が良ければ他人のことはどうでもよいと思っていては、自分自身も本当の意味での幸せにはなれない。自分と関わりのある人々の小さな幸せに結びつく行動を心掛けることが世界全体の幸せにつながるのではないか…と訴えた言葉です。この言葉の通り、私たちは『挑戦』する前向きな心を持ちながら、周囲の幸せに結びつく『思いやり』ある行動を常に心掛けたいものです。それでは、今月のキーワード『挑戦と思いやり』を心に留め、有意義な学校生活となるよう皆さんの活躍を期待しています」とお話されました。