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今年も「メヒルギ」の種が果実の中で発芽!!


 オイスカ高校の西側に位置する庄内湖で育てている「めひるぎ」。去年の8月に咲いた花が、親樹についたままの状態で果実となります。今年も、早果実の先端から、ピョコっといんげんのような細長い緑色の種が発芽して、伸び始めています!

メヒルギ

 一番大きなめひるぎは、24年を迎えます。植えた年代別に、それぞれの大きさのメヒルギが育っています。今年もたくさんの種が収穫できると思います。

メヒルギ

4~5年のメヒルギ

 メヒルギの成長には、とても時間がかかります。70㌢ほどになるまでに2~3年、100~120㌢ほどになるまでには5~7年かかります。本校の一番大きな、2mほどのメヒルギで24年育っています。
 私たちがメヒルギを育てているのには理由があります。メヒルギは1haあたりの二酸化炭素の吸収量が、日本の森林の二酸化炭素吸収量の2倍。また、その根によって干潟の表面構造が複雑になり、様々な生物の隠れ家となることで多様な生態系が生まれます。それだけではありません!津波などから守ってくれる「防波堤」としての役割も期待されています。
 このように、さまざまな環境に良い影響を増やしていけるようオイスカ高校では長年メヒルギの定植活動を続けています。毎年少しずつ成長していく「メヒルギ」を、多くの方に観察していただけたらと思います。