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「外国人による日本語学習成果発表会」に、留学生2名が参加しました


2023.2.2
1日29(日)に、浜北国際交流協会主催の「外国人による日本語学習成果発表会」が行われました。オイスカ浜松国際高校からは、タイ出身のナッチャーさん(1年)と、ドイツ出身のヨハンナさん(2年)の2名が参加しました。
今年からコンテストによる優劣はつけない方針となり、発表会という形となりました。二人とも、本校に来てまだ1年も経っていませんが、日本語のスピーチを考え、流暢な日本語で発表することができました。皆さんの前で発表できたことは、二人にとって、大きな自信となったことと思います。今後も継続して、日本語の勉強に励んで欲しいと思います。

今日のブログでは、ヨハンナさんのスピーチ内容を紹介させていただきます。ヨハンナさんは、茶道部に所属していて、スピーチの中でも茶道部での体験が語られました。この日は、茶道部の顧問の先生に着付けをしてもらって、着物姿で参加しました。

「茶道」
 皆さんこんにちは。私は去年の7月にドイツから来ましたヨハンナと申します。日本に来て半年がたちます。今オイスカ浜松国際高校の2年生です。どうぞよろしくお願いします。
 私が日本に興味を持ったのは、2年前に家の近くに日本人の家族が引っ越してきて、その日本人の子供たちと一緒に遊ぶようになったのがきっかけです。前からアニメやテレビで日本のことに興味はありましたが、一番は日本の礼儀正しい文化を勉強したいと思っていました。オイスカには茶道部があって、日本に来てすぐに茶道部にはいりました。茶道は抹茶を飲むだけではありません。いろいろな作法があって、作法の一つ一つが美しいと思います。お客にあたたかいおもてなしの気持ちを持つことが基本ですが、そのような基本的な心がお茶をたてるときに現れます。心のこもった体の動きや手の使い方などの動作が、長い経験と工夫でひとつの形が生まれて、無駄のない美しい姿になってひとつの型が生まれると先生から教わりました。作法を見ていると面倒くさいと思う人もいるでしょう。たとえばスポーツやゲームにもルールがあって、そのルールを理解することで、よりそのスポーツやゲームの良さや楽しさがわかってきます。茶道の作法がこのルールにあたると思います。作法を学ぼうとするのは、規律正しさ、相手への思いやり、その中で手の使い方や体全体の動作を毎日の生活の中で、その心構えを身に着けていきたいと思います。茶道を学ぶことで、何百年と伝えられてきた日本の伝統文化の型にふれ、表現する楽しさを知って、まわりの人たちと一緒に喜べるようになると思います。まだまだ初心者ですが、これからもっと練習してドイツに帰ったらみんなに教えたいと思います。これで私のスピーチを終わりにしたいと思います。皆さんありがとうございました。