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「バケツリレー選手権」開催!~中田島砂丘浸食対策~ 新聞掲載


2023.2.22

 2月18日(土)に、男子硬式野球部が「中田島砂丘浸食対策」の一環として「バケツリレー選手権」を行いました。中田島砂丘は年々海岸の浸食が進み問題となっています。また、津波対策のために作られた防潮堤にかぶせてあった砂が浸食され、防潮堤のコンクリートがむき出しになり危ない状況も出てきています。観光客が怪我をしないように、また安全に防潮堤の防災力を維持するために、別の場所から砂を運び、防潮堤に戻す作業を行っています。本校の生徒たちは、スポーツ形式を取り入れた「バケツリレー選手権」を行うことで、砂を防潮堤戻す作業を行っています。部活動の体力トレーニングも兼ねているので、環境保全活動だけでなく、自身の体力向上も目指しています。
環境SDGsプロジェクトメンバーで、スポーツ形式のルールを話し合いました。今回は、2チームに分かれて競技をし、バケツで砂を運ぶのにかかるタイムを競いました。
□■■2月22日(水曜日) 中日新聞 朝刊 ■■□

中田島砂丘を守れ
砂をバケツリレー

オイスカ浜松国際高男子野球部

 スポーツ形式で楽しみながら中田島砂丘(浜松市南区)の環境保全に貢献しようと、オイスカ浜松国際高(西区)は十八日、砂丘内の防潮堤で土台がむき出しになった箇所に砂を運ぶ「侵食対策 バケツリレー選手権」を開催した。
 同高では二〇〇一年ごろから中田島砂丘の海岸保全活動を展開しており、同選手権は「環境SDGsプロジェクト」の一環。男子野球部の部員約二十人が参加し、砂丘に補充するために保管している砂場から、約四百㍍離れた防潮堤の頂上部にバケツリレーで砂を運んだ。学年ごとの二チームに分かれてタイムを競い、試合さながらの気合の入った表情を見せる部員も。三十分ほどでバケツ四十杯の砂を運び終え、むき出しの箇所に砂をかぶせた。
 中田島砂丘の防潮堤は、土砂やセメントを混ぜた堤防の材料「CSG」でできた土台に砂をかぶせてある。冬場の「演習のからっ風」に代表される強風が吹くと、防潮堤にかぶせた砂が飛んでしまい、土台がむき出しになった箇所も目立つ。土台がむき出しになると景観が悪化するほか、滑りやすくなるため、訪れた人のけがも懸念されている。
 参加した二年の熊谷さん(十七)は「中田島砂丘の環境も守りながら、足腰の良いトレーニングにもなります」と笑った。
(山本晃暉)