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チャリティーコンサートと募金活動を行いました 新聞掲載


2023.5.22
併設するオイスカ開発教育専門学校とオイスカ浜松国際高校との主催で、5月19日(金)にウクライナの歌姫「ナターシャ・グジー」のチャリティーコンサートを開催しました。
ウクライナの歌姫「ナターシャ・グジー」のチャリティーコンサートでは、「秋桜」や「わがキエフ」などの日本とウクライナで親しまれている曲や「いつも何度でも」「防人の詩」なども披露してくれました。その美しく透明な水晶のような歌声と哀愁を帯びた民族楽器バンドゥーラの可憐な響きが、会場の人々を魅了しました。心癒される、貴重な時間を過ごすことができました。ナターシャさん、ありがとうございました。
この時の様子が、静岡新聞と中日新聞で紹介されました。
□■■5月20日(土曜日) 静岡新聞 朝刊 ■■□

避難女性 支援に感謝
浜松市長に生活ぶり報告


ウクライナ侵攻
 ウクライナから避難し浜松市西区のオイスカ開発教育専門学校で学ぶ20~30代の女性4人が19日、同市役所を訪れ、中野祐介市長に支援への感謝を伝えた。
 同校が学費免除で受け入れたヴィーラさん、マルハリタさん、ユリヤさん、リアさんの4人で、昨年7月移行に順次来日し、日本語学習に励んでいる。マルハリタさんは父が兵士で、ユリヤさんは激戦のドネツク州に家族が残る。4人とも不安を抱えながら生活していて、積極的に地域の交流会などに参加し、終戦を願う思いを発信している。
 ヴィーラさんは「浜松の皆さんが応援してくれてありがたい」と礼を述べた。その上で、紛争が長期化する中、国際社会の関心低下や支援の先細りを心配していると説明し、「ウクライナで戦争が続いていることを忘れないでほしい」と呼びかけた。
 中野市長は「一日も早い終戦と平和をお祈りしている」と話し、避難の長期化を踏まえた支援の充実を検討する考えを示した。
(浜松総局・宮坂武司)

ウクライナ音楽家 浜松で慈善公演
民族楽器響かせ歌声披露
 浜松市西区のオイスカ開発教育専門学校を運営する学校法人中野学園は19日、ウクライナ出身の音楽家ナターシャ・グジーさんを招いたチャリティーコンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区福祉交流センターで開いた。
 ナターシャさんは同国の民族楽器バンドゥーラの哀愁漂う繊細な音を響かせながら、透き通った美しい歌声で市内に滞在する同国からの避難民らや集まった市民を魅了した。「わがキエフ」「キエフの鳥の歌」「踊る娘」など、同国の民謡や自作の楽曲を披露し、平和を祈った。曲の合間には、バンドゥーラについての解説も行った。
 コンサートは、同国から避難し、同校で日本語を学んでいる女性4人の支援と平和祈願を目的に企画された。コンサート前にはJR浜松駅前で同校とオイスカ浜松国際高の生徒らによる街頭募金も行った。コンサートと募金で集まった善意は避難学生の受け入れや支援に充てられる。


□■■5月22日(月曜日) 中日新聞 朝刊 ■■□

ウクライナ出身の演奏家
ナターシャさんが美声
中区で慈善コンサート


 ウクライナ出身の歌手ナターシャ・グジーさんを招いたチャリティーコンサート(中日新聞東海本社後援)が十九日夜、浜松市中区の市福祉交流センターであった。ナターシャさんは民族楽器「バンドゥーラ」を奏でながら透き通った歌声を響かせ、約四百人が聞き入った。
 ナターシャさんは六歳だった一九八六年、チェルノブイリ原発事故で避難生活を余儀なくされた。八歳から音楽学校でバンドゥーラを学び、二十年ほど前から日本で本格的な音楽活動を始めた。公演で東日本大震災の被災地を支援。ロシアの母国侵攻後はチャリティーコンサートを全国各地で続けてきた。
 この日は「秋桜」や「わがキエフ」など日本とウクライナで親しまれている曲を披露。曲の合間には原発事故に触れ、「かつて命が輝いていた街は死の街になってしまった。失ったのは故郷だけではない。友達も何人も亡くなった」と振り返った。
 「かわいそうだから応援するのではなく、一人でも多くの人にウクライナに興味を持ち、好きになってほしい」と母国への支援を呼びかけたナターシャさん。最後は観客と「故郷」を合唱し、浜松市に避難するウクライナ人学生から花束を受け取った。
 同市中区の新屋さん(七二)は「ウクライナの人の置かれている状況にも思いをはせることができた」と話していた。コンサートはオイスカ開発教育専門学校(西区)を運営する中野学園が企画。収益と募金は避難学生の支援や受け入れに充てるという。
(木造康博)