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森林の環境問題についてゲームで学びました!~新聞掲載~


2023.7.5
NPO法人緑のダム北相模の副理事長で、東京学芸大学附属小金井中学校教諭でもある宮村連理先生が、本校にて森林の環境について学ぶ授業を行いました。宮村先生は、一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構にも所属し、森林や林業を取り巻く問題について学べるボードゲーム製作にも携わられているそうです。この日は、ボードゲームを使いながら、林業について学びながら、今ある課題や問題について学びました。
□■■7月1日(土曜日) 中日新聞 朝刊 ■■□

森林の環境問題 ゲーム使い学ぶ
オイスカ浜松国際高

 ボードゲームを活用して、森林や林業を取り巻く問題を学ぶ授業が、浜松市西区のオイスカ浜松国際高であった。ゲーム開発に携わった東京学芸大附属小金井中(東京都)教諭の宮村連理さんが講師を務め、放置林や木材価格の下落など、国内における林業の課題などを紹介した。
 授業で活用したのは、「きこりものがたり」という日本の林業の課題について学べるボードゲーム型の教材。生徒たちは「きこり」となり、ボード上に植林し、木材を販売しながら、いかに利益を上げるかを競う。災害で気が枯れたり、木材価格が変動したりするなど、どのタイミングで伐採するかも判断が必要になる。
 ゲームでは、相次ぐ台風の発生や木材価格の下落により、利益を上げるチームはなく終了。宮村さんは、実際に五十年前に比べて、国内の木材価格が下落していることを紹介。人工林の放置に伴う、スギ花粉や土砂崩れの問題にも言及し、「自分たちの世代の利益だけではなく、五十年後の後継者に向けて植林をする必要がある」と訴えた。
 三年生の大橋さん(十七)は「ゲームを通じて、これからの世代を考える必要がある林業の奥深さが分かった」と話した。
(山本晃暉)